〜凪(なぎ)〜 廃墟不動産投資の実践に不可欠なメンタル 前編
廃墟不動産投資の実践者さん達には、
まさに悪夢のような、背筋が凍る出来事を、
私は時折、定期的に体験しています。
オーナーから預かっているある空き家が、

しばらく入居者を見つけられないままだったので、
私にしては珍しく、少々のお金をかけて、
リフォームしてようやく、入居者を確保しました。
そして、それをオーナーに報告すると、突然、
「あー、もう、その話はなくなったと思って、家は売ることに決めたよ、出てってもらえる?」
と面倒くさそうに、軽く言われました。
オーナーとは、以前はおばあさんとやり取りしていて、
もちろん了承を得ていたのですが、
いつの間にか、今は窓口が息子さんになっていて、
その息子は「私は取引を認めた覚えがない 貸した覚えはない」の一点張りで、
「売るから早く出て行ってね〜」と言います。
オーナーとは管理委託契約を結んでいますし、
新しい入居者さんともう私は契約してしまったことを伝えても、
「まだ引っ越してきたばかりでしょ そんなの、白紙にしてください」
と非常に想像力に欠けた、入居者の人生を何も顧みない返事です。
廃墟不動産投資では、空き家のオーナーから鍵を預かって、

少し手直しして入居者に貸しています。
私や、廃墟不動産投資の実践者さんは、
借主であり、貸主でもあります。
入居者さんに家を貸す義務があるのに、
オーナーから家を借りられない状態だと、
入居者さんへの賠償と、空き家に投資した分を回収できないという、
二重の損失を背負います。
そのような状況の時、私は何をしているかというと、
海外を放浪していたり、

気持ち良くて幸せな趣味に没頭していたり、
何か仕事をしているように見えても、… 後編へ続く (written by 廃墟不動産投資家)





